機会があってCisco Modeling Labsのライセンスを入手したので、手元のESXi環境で動かしてみた。
参考動画はこちら。
一旦はCML-Pの環境をセットアップして使えるところまで。
環境はESXi 6.7でRAM 64GB
作成されるCML-PのVMは、4vCPUs / RAM 8GB を要する。
購入して「My Account」を確認するとこの通り。
「Download」を押下すると、製品のダウンロードページに遷移する。
本体の仮想マシンのovaファイルとベアメタルデプロイ用イメージのisoファイル、あと以前から利用してる環境用のアップデート用のrpmファイルがある。(過去にはisoファイルは無かったらしい。任意の環境で構築できるようになったっぽい)
新規構築なのでovaとisoをダウンロード。
2021.02.13時点でバージョンは2.1.2。
なお、ダウンロードには住所がフルで必要。
(購入のためのアカウント作成時には必須ではなかったが結局入力する必要がある)
また、セットアップの最中に「refplat」のISOファイルが必要となるが、これはCML-Personal 2.1.2でなくCML-Personal 2.1.1 のリンクから入手できるので、これもダウンロードする。
(おそらく2.1.1 -> 2.1.2 の更新で変更が無かったのだろう)
VM作成
ESXiなので今回はダウンロードしたovaファイルからVMを作成。
たぶんISOファイルを使えば任意の環境にセットアップできると思う。
ovaファイルからデプロイ
電源投入前に以下の設定を行う。
CPU設定
このホスト上で更にVMを管理するようで、CPU設定で「VTx / EPTを有効」にする設定が必要。
ESXi 6.7だとこの単語が見当たらないけど、ここ。
「ハードウェアのCPU、ソフトウェアのMMU」に設定。(もしかしたらMMUもハードウェアが正解かも。。)
ストレージ
増やした方が良いらしいので16GBから32GBに変更。
ISO
ドキュメントとCML Personal 2.0の頃は「refplat」のISOダウンロードがあるが、現バージョンの2.1.2の画面からはダウンロードリンクがなかった。2.1.1にリンクがあるのでそこからダウンロードしてマウントする。
以上で電源オン。
セットアップ
間違ったISOファイルをマウントしていると以下の画面になるので正しいISOファイル(refplat / reference platformのISOファイル)をマウントする。
アカウント作成
sysadmin
とadmin
を作成。
ネットワーク設定
DHCP / Staticどちらか選択。
Staticの場合はIPアドレスを設定する。
準備が完了したらインストール処理開始。
ブラウザアクセス
処理が終わったら設定したIPアドレスにブラウザでHTTPSアクセスする。(HTTPでアクセスしてもHTTPSへリダイレクトされる。)
なお、9090/TCP
へアクセスすれば、Cockpitにアクセスできる。
(Cockpitのログインアカウントはsysadmin
を使用する)
また、コンソールの方も sysadmin
でシェルログインできる。
(でもwheel
グループが設定されてる割にはsudo
の動きがよくわからん…?)
ログイン
admin
で設定したパスワードでログインする。
画面の下部が赤いですね。
ライセンスの設定が必要。
ライセンス
「Licensing」の部分のリンクか、画面右上のTools -> Licensingから。
「REGISTER...」ボタン押下。
ライセンスはMy Accountのページで「2.x License」押下すると表示されるCopyボタンで取得できるので、その文字列を張り付けて「REGISTER」押下。
しばらく待てばライセンスが設定・有効になる。
画面下部のIssueの部分も「Status OK」に更新された。
使ってみる
The Dashboard - Cisco Modeling Labs - Document - Cisco DevNet
ラボの作成
Creating a New Lab - Cisco Modeling Labs - Document - Cisco DevNet
画面右上の「ADD」から。
これで一つのネットワーク環境が作成される。
ノードの作成
かなり適当に以下のノードを配置してみる。
- IOSv
- Server
- Ubuntu
ノード間を接続するには、ノードにカーソルを合わせると表示される接続マーク(?)を長押し、
すると、接続したいノードまでドラッグすることで接続設定ができる。
ノードへ接続すると、どのポートを使用するかのダイアログが表示されるのでポート(NIC)を選択する。
接続できました。
(このあとはこれを「電源オン」などすればいい模様)