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作業ログやら生活ログやらなんやら

2022-01-01から1年間の記事一覧

[Kubernetes] 軽量ディストリビューションk3sのコンテナ版の紹介

本記事は「エーピーコミュニケーションズ Advent Calendar 2022」の21日目のエントリです。 軽量Kubernetesディストリビューションの一つにk3sというものがあります。 以下のコマンドで簡単にクラスタをデプロイでき、少ないリソースで動作し、プラットフォ…

[Ansible] 環境変数の利用についておさらい

本記事は「Ansible Advent Calendar 2022」の19日目のエントリとなります。 Ansibleで環境変数を参照したりタスク実行時にセットしたりする方法についておさらい。 環境変数の参照 コントロールノード(ローカル)の環境変数を参照 マネージドノード(リモート)…

[Kustomize / secretGenerator] 初期パスワードを指定したAWXのインストールとSecret作成基礎

本記事は「Ansible Advent Calendar 2022」の8日目のエントリとなります。 AAP(旧Ansible Tower)のadminの初期パスワードはインストール時に使用するインベントリファイルで指定できるので簡単ですが、AWXのadminの初期パスワードはデフォルトではランダムな…

[Ansible] ini形式のインベントリファイルの行コメントには注意

本記事は「Ansible Advent Calendar 2022」の5日目のエントリとなります。 ちょっと前にやらかしたインベントリファイルの行中コメントについて、詳しく調べてみた。 playbookのYAMLに埋め込まれてる変数定義をインベントリファイルに単に移すと動く変数と動…

共用アカウント環境における個人用GitとSSHの設定

本記事は「エーピーコミュニケーションズ Advent Calendar 2022」の2日目のエントリとなります。 Gitを使う作業を個人に与えられたOSアカウントで行う分には何も不都合はないけれど、共用サーバーの共用アカウントを複数人で使用する場合、コミット時の名前…

[Kubernetes] KustomizeでConfigMapを扱う (configMapGenerator)

KustomizeにおけるConfigMapの管理おためし。 configMapGeneratorを使用する。 kubectl.docs.kubernetes.io ConfigMapリソースの作成 key=value形式をkusomization.yamlにインライン記述 key=value形式のファイル参照 ファイルそのものをConfigMap化 ConfigM…

[Kubernetes] Kustomize事始め

Helmあるから別にいいかーと避けていたkustomize、仕事で触れる機会があったのでごくごく簡単にまとめ。 kubectl.docs.kubernetes.io ※ Kustomizeの用途でよくあるbaseとoverlayを使った環境(dev/stg/prd)ごとのパラメタセットの切り替えは本エントリではま…

[Ansible] 任意のタイミングでダイナミックインベントリのホスト情報収集を行う

Ansibleで(CFnなどのモジュールを使って、も含む)クラウドリソースを作成し、後続のタスクで作成したコンピュートインスタンス(EC2)へ接続して処理を行いたい、みたいなケースで、ダイナミックインベントリを使用することでタグなどを使ってEC2情報を動的に…

(作業ログ) RHEL 8.5へのDocker 20.10インストール

諸事情でRHELでPodmanでなくDockerを使う必要があったため、インストールした時の作業ログ。 状況 環境 手順 Dockerのインストール 古いバージョンの削除 リポジトリのセットアップ Dockerのインストール Dockerの開始 動作確認 状況 RHELの公式パッケージに…

[AWX / AAP] ジョブの実行をリモートのKubernetesクラスタで行う

デフォルトでは、ジョブの実行はAWXをデプロイしているKubernetesクラスタ上でpodがデプロイされて行われる。設定によって、podをデプロイするクラスタを、異なるクラスタ(AWXをデプロイしていないクラスタ)へ変更することができる。 本記事内では便宜上、AW…

Ubuntu 22.04をDVDブートしてAutoinstallで自動インストール (TFTP/PXEブート無し)

ググるとPXEブートしてネットワークインストールの情報はたくさんあるけど、DVDブートからAutoinstallする情報はみあたらなかったのでお試し(というか自動インストールというとkickstartしか知らずDebian/Ubuntu系ってどうするんだろう、という状態でしたw)…

[Ansible] ansible.builtin.gather_factsモジュールでfactsを収集するタスクを作成する

ansible.builtin.gather_factsモジュールを使うと、リモートホストのfacts変数を収集するタスクを定義できる。 収集する項目のサブセット指定も可能。 このモジュールはplayの定義でgather_factsをfalseにしていても、タスク実行のタイミングでfactsを収集し…

[RHEL / Ansible] 最小構成でセットアップしたRHELにAAPをオフラインインストールするときの諸注意(備忘録)

注意! 現時点で、開発者アカウントの場合はサブスクリプション登録に必要なマニフェストのzipファイル作成がポータルでできなさげ(作成権限がない)。 (なので開発者アカウントの場合はオンラインでやりましょう) 商用アカウントなどでカスタマポータルへロ…

Kubernetes v1.24でServiceAccountのトークンを生成・取得する

ここのところKubernetes関連の情報をキャッチアップできておらず、今月作ったk8sクラスタで期待する動作をせずにプチハマりしたので、トークン取得に関連した確認した内容の備忘録。 qiita.com LegacyServiceAccountTokenNoAutoGeneration feature gateがベ…

WSLでVM環境のコピー(exportとimport)

WSLにはVMの内容をtar形式のアーカイブファイルへエクスポートする機能がある。 これでVMのバックアップやスナップショット的な状態保存、別名でインポートすることで同じディストリビューションのVMを複数作ったりできる。 Dockerでいうとexport/importに相…

オフライン環境へのRHEL8.6インストールとサブスクリプション割り当て

ちょっと構築する機会があったのでメモ。 OSのインストール サブスクリプション割り当て カスタマポータル上でシステム登録 証明書ファイルを使ったサブスクリプション登録 Yumリポジトリ設定 デフォルトのリポジトリの無効化 ISOイメージ内のパッケージファ…

Docker版GuacamoleでSSH接続の日本語対応 (Debianイメージへの日本語フォント追加)

前夜まとめたDockerコンテナでデプロイした素のGuacamoleは、SSH接続しても日本語の表示や入力が文字化けする。 zaki-hmkc.hatenablog.com 今回はこの対応。 といっても先に結論を書くと、guacdコンテナに日本語フォントを追加すればOK 日本語フォント入りイ…

Apache Guacamoleを使ってwebブラウザでSSH接続をお試し (Docker版)

ネットワークの制限でwebアクセス(HTTP/HTTPS)しか許可されておらず、SSHアクセスが使えないような環境でリモートのLinuxサーバーのシェルへアクセスしたい場合、Apache Guacamoleを使うことでwebブラウザの画面でSSHログインを行う。(webページ内にSSHアク…

[Ansible] Gitリポジトリにあるコレクションのインストール

Ansible Galaxyと疎通がないとか、ローカル内でGit管理されているプライベート開発なコレクションのように、任意のGitリポジトリにあるコレクションをインストールする際のrequirements.ymlの記述例は以下の通り。 --- collections: - name: https://github.…

[Ansible / Docker / K3s] AWX 20.0.0をarm64環境でビルド&デプロイするplaybook

AWXはamd64向けのイメージしか提供されてないので、Oracle CloudのAlways Free枠で使用できる4コア・RAM24GBのA1.FlexインスタンスのようなARMアーキテクチャの環境ではそのままでは利用できません。 イメージをARM環境でリビルドしてやれば動作するので、さ…

[Ansible] metaモジュールを使ってPlayの処理を途中で終了する

プログラミングだとreturnやexit(0)などで、以降の処理が不要な場合に、その時点で処理を終了させることができる。 Ansibleのplaybookでも似たようなことができ、metaモジュールを使用し、任意のタイミングで処理を終了させるタスクを作成できる。 docs.ansi…

[Linux] ProxyJump設定でSSHの多段アクセスとscp/ポートフォワード

検証環境へアクセスするために踏み台サーバ―を経由しないとアクセスできないとか、踏み台サーバーを3つ経由しないと本番環境へアクセスできないとか、そんな場合でもsshで1コマンドでアクセスするためのオプション指定について、man sshを眺めていたらたまた…