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[CML 2.8.1 on PVE] Proxmoxのweb UIのOVAインポートでCisco Modeling Labs - Freeをお試し

昨年末にCisco Modeling Labsのフリー版がリリースされたという話を聞いてたので、手元の環境でも試してみた。
4年前に1度CML通常版(このときはESXiにデプロイ)が手元にあったけど使いこなせなかったので、今回はちゃんと使ってみたい…と思う。

zaki-hmkc.hatenablog.com

CMLOVAインストールやFree版に関するドキュメントは上記を参照

ダウンロード

2025.03.06時点で、CML-Freeは2.8.1が公開されている。ダウンロードは以下(要ユーザー登録)
Software Download - Cisco Systems

OVAインポートでデプロイする場合に必要なのはOVAとrefplatの2つのファイル。refplatはzip形式のため、展開して中からISOファイルを取り出しておく。
なお、CMLがアップデートされると過去のフリー版のバージョンはアクセスできなくなるため、その場合は左側の「All Release >Free > CML-Free」から辿ればOK

PVE8のGUIでのOVAインポート

OVAインポート機能のためのストレージ設定

PVE 8で使えるようになったこの機能、「ストレージのインポート」機能を有効にし、そこへOVAファイルを配置する必要がある。
OSインストール用のISOファイルだと「ISOイメージ」を有効にした上で、/template/iso以下にISOファイルを配置しておく必要があるのと構成的には同じイメージ。

ストレージ設定で「インポート」を追加すると、ファイルシステム上に/importディレクトリが作成されるので、ディレクトリ直下へOVAファイルをコピーする。
(もしくはGUIで、PVEのストレージの「インポート」画面で「アップロード」する)

OVFファイルの場合は、OVFファイルとvmdkファイルなどの依存しているものも全てimportディレクトリへ配置すればOK。
CLIの場合はOVFファイルのインポートしか対応してなかった(よね?)が、UIだとOVF/OVAファイルどちらでもインポートできるようになっている。
(今回初めて気づいたけど、OVAファイルはOVFファイルやその他のファイル群をアーカイブしたものだったのね。形式はtarなのでtar xfで展開できる。ここまでくると「A」はアーカイブのAだと思ったけど…「Open Virtual Appliance」らしい)

# file cml2_f_2.8.1-14_amd64-35.ova 
cml2_f_2.8.1-14_amd64-35.ova: POSIX tar archive (GNU)

インポート

インポート一覧にOVAファイルを確認できたら、選択した状態で上部の「インポート」を押下すれば、VM作成ウィザードになる。

OVAからのCML2のデプロイ

VMIDとVM名、あと使用するストレージとNICあたりを設定、そしてCPUは「host」に変更する(VM in VMの構成のため)
また、「詳細設定」を開いてディスクのSCSIコントローラを既定の「LSI 53C895A」から「VMware PVSCSI」へ変更(ESXiからPVE移行時のOVFインポートの時も同様だったがVMware用の仮想ディスク形式はこれにする必要があるっぽい)

CPUコア数やメモリ、ディスクサイズはデフォルトで推奨値になっているので(リソースが足りないなどの事情が無い限り)そのままでOK

インポート押下で1分くらいすればVMがデプロイが完了する。

VMデプロイ後はハードウェア設定でCD/DVDドライブを追加し、「refplat-20241016-freetier.iso」をマウントしておく。
(refplatのisoファイルは通常のOSセットアップ用ISOファイルと同様にtemplate/iso以下に置いておく)

NICは1個だとクラスタリングできないと途中で言われるけど、使わないのであれば無視してOK

これで準備OKなのでブート

途中以下を入力する

  • hostname
  • sysadminのパスワード
  • adminのパスワード
  • IPアドレス(DHCP or Static)

上記を入力してインストールを進めると、下記画面が表示されるが、CD/DVDドライブでマウントしてるのでそのまま進めればOK

しばらく待てば完了するので、表示されてるようにブラウザでアクセスしてsysadminでログインすれば(OSの)システム管理画面にアクセスできる。

CMLにアクセス

セットアップが終わったら、HTTPS(通常ポートの443)でアクセスすればCMLのコンソールにアクセスできる。
ここではadminでログインすればOK

フリー版の5ノード制限について

5ノードの制限は、CML上の全ラボで同時に起動できるインスタンスが5台まで(作るだけなら6台目以降も作れる)。
なので、1ラボ内に5ノード以内で作るだけ作っておき、操作したいラボのみonにする、という使い方はできるっぽい。